―ネパールで一番の草木染め工房をめざして―

私たちが染めています



サンティ・サキャさん

KHN Dyes代表

 

2009年から、KHN Dyesを始める。

20代の頃から社会に貢献するような仕事がしたいという想いを持っており、2007年にNGO団体の支援を受けて、草木染のトレーニングを受ける。トレーニングを受けた2年後、自分が習得した技術を活かし、また、村の女性を雇用することで彼女たちの自立支援をしたいと起業。当時、ネパールで草木染は珍しく、草木染などビジネスにならない、女性がビジネスなんて出来るのか、という声にも負けず、また銀行がお金を貸さなかったため、高利貸しにお金を借りるなど苦しい状況を乗り越えて、草木染のビジネスに取り組んだ。2012年に社会起業家賞を受賞し、彼女の取り組みが認められて、ビジネスが拡大した。サンティさんは、村の女性達に草木染のトレーニングをしながら、震災前までは20名ほどの女性が工房で働いていた。震災後、自宅待機中の女性たちに早く仕事を分けてあげたいと自らを奮い立たせている。

 

サンティさん達の活動紹介動画はこちら(ネパール語・英語字幕)

活動紹介動画の日本語訳はこちら

 

 

サラ・サキャさん

代表のサンティさんの娘。

グループでは、経理と渉外を担当。

草木染グループのメンバーとして活動する前は教員として働いていた。将来は、ファッションデザインを学びたいとのこと。

ディルマヤ・ラマさん

2008年に、代表のサンティさんと共に草木染のトレーニングを受ける。工房を開始して3年間は収入がなかった。代表のサンティさんが社会起業家賞を受けた2012年からは注文も増えて、家計を助けるようになり、夫からの尊敬が得られるようになったとのこと。

ディルマヤ・タマンさん

2013年から工房で働き始める。見習いとして始めたが、現在は、立派な染織職人として、あらゆる染色を担当する。

ラジェンドラ・サキャさん

代表のサンティさんの夫。

グループでは、運営管理担当。

家畜飼育やイチゴ栽培など幅広い経験がある。村落コミッティのメンバーとして、村の開発と平和のために活動している。イチゴ栽培のかたわら、2012年から草木染グループの活動に関わっている。